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馬英九政府「協定は必要」=民衆不満で行政院も占拠
台湾の立法院(国会)を学生らが占拠して7日目(24日)となった。台湾政府が民意を見ず、強情で「サービス貿易協定」に承認する必要性を訴えた。
学生らは「協定は中国に有利で台湾の民主社会にも悪影響を及ぼす」と主張し、馬総統との直接対話や協定撤回を求めているが、馬氏の発言は「誠意がない」と反発。一部の学生らは台湾時間23日夜7時、立法院から数百メートル離れた行政院(内閣)で付近にある行政院(内閣)の敷地内に、警官隊の警備を突破して突入した。警官隊数百人と衝突、負傷者が出たもようだ。突入した学生らはすぐ声明を出し、「協定撤回、民主を守れ!」を要求した。
馬英九は「サービス貿易協定」内容の不平等さや、協定成立のプロセスの不透明さなど全然こたえず、同協定について「撤回はない」と断言。民衆の要望に大きく反することが占拠運動拡大の原因となる。
学生側は立法院と行政院も占拠を継続している。江宜樺行政院長(首相)は学生らの強制排除を警察当局に求めた。
24日夜明け方、当局が行政院占拠の学生らの強制排除を始めた。複数の負傷者が出た。少なくとも23名の学生が逮捕された。
約5時、抗議現場に警察は放水銃で学生らを駆けつけ始めた。
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